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四年ぶりにお雛様を公開しました。[2009.4]

平成21年4月11〜12日、「盛岡町家 旧暦の雛祭り」(盛岡まち並み塾主催)が開催され、当家では平成18年以来四年ぶりにお雛様を公開しました。
当日は天気にも恵まれたため二日間で約2,000人が訪れ、一時は展示会場が見学者でいっぱいになるほどの盛況でした。

お雛様は、主家の表座敷と裏座敷に「七段飾りのお雛様」と五対のお内裏様。
その他にも当家に伝わる五月人形や十四代藩主 南部利剛(としひさ)公の掛け軸、池田龍甫(1885〜1974)の屏風絵、藩政時代の「打ち掛け」と「小袖」などを展示しました。

徳清家のお雛様は、京都から下られたお雛様が主なためお殿様が向かって右、お后様は向かって左に飾られています。(ちなみに関東風の飾り方は、飾る位置が逆になります。)

お雛様

 
七段飾りのお雛様(明治時代) 七段飾りのお雛様
 
 
   
二対の享保雛(江戸時代) 享保雛

箱書きには、「享保雛」「紺地のお雛様」と書かれています。
  享保雛
  紺地のお雛様
  紺地のお雛様
   
黒衣のお雛様
黒衣のお雛様

箱書きには「黒衣のお雛様」と書かれています。
「黒衣」をお召しになられた方は、天皇家の二番目以下の方で天皇の位にはお就きにはなれません。
天皇の位にお就きになれる方は「あけぼの色(オレンジに近い色)」をお召しになります。
現天皇陛下の即位の礼では、皇太子殿下が「あけぼの色」をお召しになり、秋篠宮殿下が「黒衣」をお召しになっています。
 
   
應神天皇 お栄様 應神天皇 お栄様

お后様の箱書きには「お栄様」と書かれています。
このお内裏様のお召しものの痛み方などから今回飾ったなかでは一番年代が古いものと思われます。
   
緑衣のお雛様 緑衣のお雛様

このお雛様が七段飾りを除いて一番新しいものと思われます。
「黒衣のお雛様」の正面に飾られているお道具類のなかでも菱餅の台は、特にこの大きなお内裏さま用に作られたと思われます。
   
五月人形 五月人形

当家に伝わる藩政時代の五月人形を一同に展示しました。
三国志の時代の諸葛孔明や関羽、張飛、坂上田村麻呂、源義経、織田信長と森蘭丸の武将や神功皇后と武内宿禰。また「花巻人形」の桃太郎や浦島太郎などを展示しました。
  五月人形
  織田信長と森蘭丸
  織田信長と森蘭丸
   
掛け軸
 南部利剛(としひさ)(1828〜1896)
 
松竹の双幅
掛け軸

この掛け軸は、盛岡藩第14代藩主の南部利剛公と御夫人、娘の成姫様の家族合作です。
松…利剛公の書 成姫様の画
竹…利剛公御夫人の書 成姫様の画
   
小袖の屏風(一対) 小袖の屏風

南部家から拝領した小袖の柄の見事さに、屏風として表装を京都に依頼したものです。
   
御着物 打ち掛け

南部家家老の下田家より当家に御輿入れした際にお持ちになった「打ち掛け」と「小袖」です。
  打ち掛け
  小袖
  小袖
   

この二日間、当初考えていた以上の見学者に驚き、また無事に終了してホッとしています。
今後、仙北町の道路拡幅の工事が始まりますが、当家の建物も対象となっているため、お雛様の公開も工事が完了するまでお休みとなります。
次回は、残った建物の活用を考えながら再開したいと考えています。

たくさんの方にご来場いただき、有難うございました。
またスタッフとしてお手伝いしていただいた皆様にも感謝いたします。
ご苦労様でした。